ひとつ年上の幼馴染で、学校の先輩でもある摩央ねえが行方不明になって1ヶ月が経とうとしていた。
アイドル並みの美しい容貌と巨大な胸から学校中の憧れの的だった摩央ねえ。
ぼくも彼女に密かな恋心を抱いている一人だった。
小さいころは仲が良くて姉弟みたいな存在だったけど、高校に入って久しぶりに出合った彼女は
一人の女性として思いを抱くに十分なほど、美しく成長していた。
そんな摩央ねえが行方不明なんて……!先週、母と一緒に真央ねえのおばさんを見舞ったけど、
憔悴しきっていた。涙も枯れ果てたかのようなありさまだった。帰ってきて欲しい――
誰もが真央ねえの身を案じていた。警察の人が聞き込みにやってきたのが2週間前。
こんな大事件でも、1ヶ月も経ってくると学校で話題に上ることも稀になってくる。
まるで摩央ねえの存在が忘れ去られて行くような……そんな漠然とした不安を抱きながら、
ぼくは日々を過ごしていた。
そしてある日……学校から帰ると一通の大き目の封筒が僕宛に届いていた。
自室に行って開封してみると、一片の紙切れと一枚のDVD-Rが入っていた。
妙だな、とぼくは思った。紙切れにはただ一行
「こういちくん、ごめんね」
とだけ記されていた。ぼくには何のことだかわからなかった。
封筒にはワープロで僕の住所と名前が書かれ、リターンアドレスはなかった。
消印は知らない地名であった。
誰かのいたずらかと思ったが妙に気になる。
そこでぼくは同封されていたDVD-Rを再生してみることにした。
パソコンを起動しDVDドライブに円盤を突っ込む。
ウィルスが入っていたらどうしようと少し心配したが、杞憂に終わった。
DVD-Rに収められていたのは動画データだった。
こういちくん、ごめんね.wmv
――いやな予感がする――ぼくは胸騒ぎを抑えながらそのファイルをダブルクリックした。
動画が再生された瞬間、動悸がして止まらなくなった。
動画の中に映っていたのは摩央ねえだった。
ホームレスが公園とかで寝泊りしてるような青いビニールシートで作られたテント、
ゴミ袋やダンボールの切れ端が散乱している、清潔さをカケラも感じさせない空間
に敷き詰められた、垢と泥で茶色くなったフトンの上に、摩央ねえがいた。
服の意味を成していない、ボロ布のようなセーラー服の残骸が首の周りにまとわりついており、
巨大な乳房と局部がモロ見えだった。
摩央ねえは汚いフトンの上にひざまずいて、
両隣に立っている、垢まみれの汚い肌をした毛むくじゃらの二人の男
――どう見てもホームレスだ――
の黒ずんだペニスを口に含んでいる。
大変だ――摩央ねえが……!犯罪に巻き込まれている……!
レイプされている。ぼくは血の気が引いた。
しかし股間はギンギンに充血していた。
合成繊維でできた安っぽいボロボロの犬の首輪で繋がれ、
人間の尊厳を奪われている摩央ねえ。
しかし嫌がっているようには見えなかった。
最初は向かって右に立っている男のペニスをしゃぶっていたが、
しばらくして一旦口を離して――よだれを大量に垂らしながら――
首をひねって左の男のペニスをしゃぶり始めた。
フェラチオしながら淫靡な声が漏れている。
「ンッ、ンフッ☆ンンッ、ンアフッ、ンンッ☆」
媚をぷんぷん漂わせた、AV女優みたいなうめきだ。
どう見てもレイプには見えない。
むしろ摩央ねえが進んでホームレスのペニスをしゃぶっているようだ。
爆乳といって差し支えない乳房は、乳輪と乳頭もそれに比例して大きく、
乳輪はイボイボがたくさんだ。しかも無数の歯形がついていて、
よほど力を入れて噛まれたのか、血が出て痣になっている。
”ちくしょう!あいつら摩央ねえのおっぱいを!ぼくなんか触ったことすらないのに!!”
そして異常な光景を前にして、あっけに取られて気づいていなかった、もっとも異常な
ことに、ぼくは気づいた。
「摩央ねえ、ペニスが生えてる?!」
大きく足を開いた股間の、もじゃもじゃの陰毛から女性には本来生えているはずのない巨大な肉棒が、
――腰が引けているため――汚いフトンに向かって伸びていた。
コンドームをはめられ、何度も射精したのだろう、切っ先が大きく膨らんでザーメンタンクを形成している。
ぼくは何がなんだかわからなかった、ただただ興奮していて、ズボンもパンツも脱ぎ捨て、
目をディスプレイに釘付けにされながら、自分の肉棒をしごいていた。
画面の中の摩央ねえはリズミカルに一定周期で、二つの肉棒を交互にしゃぶっていた。
よく見ると摩央の前にホームレスがもう一人いて痴態を眺めながら、肉棒をしごいている。
摩央ねえはずっとカメラ目線だ。時にはカメラに向かってピースする。
やがて鼻息を荒くしているだけだったホームレスたちが、「イクッ、イクッ!」とわめきだした。
そして……
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